「傑作COVER紹介」シリーズ第二曲目。こちらも一曲目に続いてビートルズの「Twist And Shout」をご紹介。
こちらはジョンレノンによるボーカルで、前出のポールが歌った「Long Tall Sally」と同じ位に世界中で愛された曲です。2007年には全英シングルチャートのルールが改訂され、ダウンロード販売された楽曲もチャートインするようにり2010年にiTunes Storeにおいてはこの曲が最高48位を記録しリバイバルヒットしました。
このカバーの特筆すべき点はやはりボーカルでジョンレノンの強いシャウトがとてもかっこいいですが、レコーディング当時、レノンは風邪をひいていたことから、牛乳を飲み、咳止めドロップを服用してレコーディングに臨みました。2テイク録音されたうちのテイク1が採用され、テイク2ではレノンの声が出なくなっていたようです。
ジョンレノンは、1976年に本作のレコーディングについて「死にそうだった。ずっと歌いっぱなしで、もういつもの声じゃなかった。紙やすりのようにザラザラで、情けない気分になった…。だってもっと上手に歌えたんだから。でも今は平気。この曲を聴くと僕が全力を尽くしていたのがわかると思う」と語っています。紙やすりのようにザラザラ?いや逆にそれが良かったのではと思います。うんうん間違いない。
原曲は1961年に「トップ・ノーツ」によってレコーディングされ、シングル盤として発売されましたが、この時はヒットしませんでしたが、1962年に「アイズレー・ブラザーズ」がカバーされ初めてヒットしたようです。
この曲も並みの人にはカッコよく歌えないですが、前出のLong Tall Sallyよりは比較的歌いやすいのでカバーした人も多いのではないでしょうか。もちろん僕も歌っていましたが、ジョンレノンの真似はするものではありません。1テイクはおろか1メロで声が出なくなりますw