日本でスーザンボイル現象は起きるのか?

ご存知の方も多いと思いますがスーザンボイル(Susan Boyle)とはイギリスの人気オーディション番組(Britain’s Got Talent)でミュージカル『レ・ミゼラブル』の挿入歌「夢やぶれて(I Dreamed A Dream)」を歌い、一夜で有名人となったスコットランドの女性です。

誠に失礼ではありますが、このスーザンさんはどこから見ても「普通のおばさん」であり、彼女がステージに登場した瞬間は審査員は複雑な表情を浮かべ、ショーの観客たちも「変な奴きた、これきっと失笑パターンのやつだな…。」みたいな、いわば引き気味なリアクションをしていました。

しかし、彼女が歌いだした瞬間に会場の空気が一変したのです。(中略)そして彼女は結果的に拍手喝采を受け、審査員たちにも絶賛され文句ない評価を受けたのです。

こんな現象こそ、我々がこのプロジェクトで起こしたいことなのですが….

【和訳】47歳スーザン・ボイル、「夢はプロの歌手になること」 | BGT 2009

果たして我が日本で起きるのだろうか?と考えると、正直、甚だ疑問です。日本でも以前からオーディション番組やコンテスト番組は沢山ありましたが、このスーザンさんのような現象は未だかつて見たことがないからです。

なぜ、それが起きないかと理由についてはいろいろあると考えられますが、もっとも大きな点としては、日本にはそのような「音そのものに価値を感じ、それを評価する音楽の土壌がない」ことが原因だと思います。

それでも、だからダメなんだ。日本はレベルが低い。などと卑下しているだけでは哀しくなるだけです。

現状では無理。でも、無いなら作ればいいんじゃない!?

日本の音楽の土壌については、レコード会社や芸能界、マスメディアに関しての話にも広がってしまうので、ここでは割愛しますが、我々はビジュアルやキャリアや肩書など余計な要素は度外視して「音」だけに拘った音楽コンテスト、音楽バトル、音楽イベント等を催し、真に実力のある人が評価され、また本当に才能のある人が音楽を諦めないようになることで、いずれ日本でも、このスーザンボイル現象がきっと起きるだろうと期待をしています。

応援してくださいね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US
ジャンバラギター山本プロジェクト主宰者
6歳でビートルズを聴き洋楽にハマる。小6でKISSを知り中2でバンドを組みベース&ヴォーカルを担当。同時期「成り上がり」を読み矢沢永吉を志す。20歳で上京25歳で渡米。ジミヘンドリックスが他界した27歳で音楽を諦める。35歳IT事業で独立。長男がAD/CDにハマり再び音楽に携わる決意をし音楽振興事業を計画する。覇王色の覇気を持つが病気がちで体が弱い。