陽の目を見ないミュージシャンに発表の場と公正な評価を(企画原案)

舞台は平等。必要なのはただ、カッコイイ音を出すことのみ。見かけ倒しは通用しない。飛び抜けたルックスも、奇抜なキャラクターも、緻密な音楽理論も必要ない。

参加者はただ、用意されたオケに合わせて楽器を演奏する、或いは歌うだけだ。これは一種の競技である。大幅な編曲も、尺の変更も許されない、ある意味では自由なフォーマットである音楽に対する挑戦ともいえるのかもしれない。

しかし、だからこそルールが用意された格闘技のように、参加者は平等なステージに立てる。長年の経験を持つベテランも、新進気鋭の若手も、華々しい経歴を持つプロも、いまだ花咲かず趣味で音楽を続けるアマチュアも、肩書やステータスを一切抜きにして純粋な「音」だけの勝負が可能となる。

審査員は、音だけを聴いて判断する主催者と一般視聴者。そして、最も評価を得た演奏者・歌手には賞金を贈呈。端的に言うならば全身全霊でぶつかりあう音楽の総合格闘技ともいえるだろう。

オケは世界的な名曲や最新ヒットチューンから運営が厳選した楽曲に固定される。各プレイヤーはそのオケに合わせ、思い思いの音を出せばいい。オケに合わせた堅実なプレイをするか、原曲にない斬新なアレンジを施すかは参加者次第となる。

将来的には各地の予選を勝ち抜いた参加者を一同に介し、全国大会として文字通りの「日本一」を決めることになる。原資はクラウドファウンディングや視聴者からの投げ銭・スーパーチャットで賄う形となる。開演/審査は基本的に生放送で行われ、より素晴らしい演奏に対し多額の投げ銭を得られるかは参加者次第。

タレント性や、ルックス、フォロワー数なんかには微塵も忖度せず、ひたすらに「カッコイイ音」を評価する耳の肥えたファンからの応援が資金的にも、企画の存続エネルギーにもなる。ある意味では視聴者も参加者の一人だ。

素晴らしい演奏、素晴らしい楽曲を世に知らしめたい、そしてその喜びをみんなで共有する。

それが運営、演奏者、そして視聴者の共通した想いとなる。優れた評価を獲得し、より大きな舞台へ羽ばたいていく参加者も出てくるだろう。

そして、あの人のようになりたい、私も大きな舞台に進みたいという想いは企画の存続に大きな影響を与える。そうして、音楽を置き去りにしてセールス第一主義に重きを置きすぎた現在の日本の音楽シーンに一石を投じるのが目的である。

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ジャンバラギター山本プロジェクト主宰者
6歳でビートルズを聴き洋楽にハマる。小6でKISSを知り中2でバンドを組みベース&ヴォーカルを担当。同時期「成り上がり」を読み矢沢永吉を志す。20歳で上京25歳で渡米。ジミヘンドリックスが他界した27歳で音楽を諦める。35歳IT事業で独立。長男がAD/CDにハマり再び音楽に携わる決意をし音楽振興事業を計画する。覇王色の覇気を持つが病気がちで体が弱い。