先日、YouTubeで赤ちゃんがWhitney Houstonの「I Will Always Love You」を聴いて涙をする動画を見つけてとても感動しました。
この赤ちゃんは本当に音楽に感動して涙を溢れさせていたのでしょうか?正直、それはわかりません。でも、僕自身このように音楽に感動して涙することは本当にあります。
それでも、人は歌の歌詞に共感し涙をすることはよくあることでしょう。しかし、この(おそらく)赤ちゃんと、僕も同じですが「言葉の内容」ではなく、メロディー。もっといえば「音そのもの」で涙する人はいったいどのくらいいるのでしょうね。
「感動は共感だ」とよくいわれることがありますが、この赤ちゃんの場合は「共感」とは、ちょっと違う気がします。この赤ちゃんが以前にこの曲を聴いていて「懐かしくて泣いた」わけではないと思うんですよね。これは、共感というよりも、
音楽の持つメロディやリズム、その抑揚、あるいは歌声の感情表現に対する本能的な反応かもしれません。人間は生まれつき音楽に対する感受性を持っているといわれますが、それが純粋に表れた瞬間なのかもしれませんね。
人は成長とともに、社会や文化の影響を受け、多くの知識や経験を積み重ねていきます。しかし、その過程で私たちは、知らず知らずのうちに純粋な感受性を失っていることがあるかもしれません。成長とともに形成される価値観や思い込みは、時として純粋な感動を妨げることがあります。
しかし、その一方で私たちは、その感受性を取り戻すこともできるはずです。音楽や芸術に触れることで、私たちは純粋な感動を再び感じることができるのです。これは本当に素晴らしいことです。
因みに僕はこの曲で泣いたことは一度もありません(笑)
コメントを残す