ホーンセクション企画/第1弾はサックスが主役

🎵 Lily Was Here/募集パート:サックス

Lily Was Here” は、1989年にリリースされたインストゥルメンタル曲で、イギリスのミュージシャン Dave Stewart(Eurythmics)と、オランダ出身のサックス奏者 Candy Dulfer によるコラボレーション作品です。この楽曲は、オランダ映画『De Kassière』(英題:Lily Was Here)のサウンドトラックとして制作されました。

当初は即興的なジャムセッションとして録音されたこの一曲が、オランダのチャートで5週連続1位、さらにUKチャートで6位、USチャートで11位を記録する国際的なヒットとなりました。この成功を受けて、Candy Dulferは自身のデビューアルバム Saxuality(1990)をリリースし、同作はグラミー賞にもノミネートされました。

Candy Dulfer / Dave Stewart - Lily Was Here 1989 Video HD

🎷 Candy Dulfer のサックス演奏について

Candy Dulfer のサックスは、「技巧をひけらかす」のではなく、「音楽に没入する」タイプのプレイスタイルです。“Lily Was Here” においては、その音楽性と即興表現が見事に融合しています。

  • Improvisational Sensibility
    この曲は即興から生まれた経緯もあり、彼女のソロはその場の“空気”や“情景”を描き出すような自由なフレージングが特徴です。技巧の誇示ではなく、リスナーとの対話を大切にしている点が際立ちます。
  • Tone & Control
    Candy のサックスは、ウォームでスムース。高音域でも耳に刺さらず、メロウなトーンを保ったまま旋律を運びます。この音色こそが、彼女のサウンドに深みと品位を与えています。
  • Space & Timing
    音と音のあいだに「間」を感じさせる演奏設計も魅力です。どこかR&Bやスローファンクの語り口を感じさせるような“引き算の美学”が、この曲に奥行きを与えています。

🎶 サックスパート募集について

“Lily Was Here” は、速さや音数ではなく、「音楽との向き合い方」が問われる一曲です。
この楽曲を通して、音の間にある空気をどう表現するか、フレージングにどれだけ自分の色を込められるか──
あなたの感性とサウンドで、新しい「Lily」を鳴らしてみてください。

皆さまからのご応募を、心よりお待ちしております。

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